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Google Ads API v25.2公開、アセットグループのURL設定などが追加

Google Ads API v25.2が2026年9月23日に公開されました。アセットグループのURL関連設定やP-MAXの動画クロール設定などが加わります。API連携で広告を扱う担当者や、運用を任せている方に関わる内容です。

本記事は2026年9月23日付のGoogle公式発表にもとづく、2026年9月25日時点の情報です。仕様は変更されることがあるため、実際の運用前に公式ヘルプの最新情報をご確認ください。

この記事のポイント

  • Google Ads APIのバージョン25.2が、2026年9月23日に公開されました。
  • アセットグループで、トラッキングテンプレートなどのURL関連の設定が使えるようになります。
  • P-MAXに、動画をGoogleが読み取る範囲に関する「動画クロール設定」が加わります。
  • 検索キャンペーン向けの入札額引き上げ推奨など、複数の機能も追加されました。

何が変わったのか

Googleは2026年9月23日、Google広告のAPI(外部のツールやシステムから広告アカウントを操作・確認するための窓口)の新バージョン「v25.2」を公開したと発表しました。

収集できた情報によると、主な追加内容は次のとおりです。

  • アセットグループ(P-MAXで、画像や文章などの広告素材をひとまとめにした単位)で、トラッキングテンプレート、カスタムパラメータ、最終URLサフィックスが使えるようになります。
  • P-MAXに、動画クロール設定が加わります。
  • Benchmarksサービスが追加されます。
  • 検索キャンペーン向けに、CPA(1件の成果にかかった費用)やROAS(広告費に対する売上の割合)の入札額を引き上げる推奨が追加されます。
  • ホテル広告向けに、itinerary(宿泊行程)に関するディメンションが追加されます。

なお、公式ページの本文をこちらで取得できなかったため、各機能の対象条件、提供開始時期、細かな仕様は確認できていません。上記は、公式ページの掲載情報と収集時の要約の範囲に限ったものです。

そもそもAPIのバージョンアップとは

APIとは、広告管理画面で行う操作を、プログラムから代わりに行うための仕組みです。レポートの自動作成や、多数のキャンペーンの一括変更などに使われます。

APIには番号付きのバージョンがあり、新しい版では機能が増えます。普段、管理画面だけで運用している方には、直接の操作変更はありません。

トラッキングテンプレートとは、広告がクリックされたときに、計測用の中継URLなどを経由させる設定です。カスタムパラメータと最終URLサフィックスは、リンク先URLに計測用の情報を付け足すための設定です。

広告運用の現場にどう影響するか

公式ページの本文を確認できていないため、以下は推測を含みます。

アセットグループでURL関連の設定がAPI経由で扱えるようになると、計測用の設定を多数のアセットグループにまとめて反映する運用がしやすくなる可能性があります。ただし、管理画面側の対応状況は確認できていません。

動画クロール設定は、P-MAXで動画がどのように扱われるかに関わる設定と考えられます。詳しい内容は、公式の説明で確認する必要があります。

Benchmarksサービスや入札額の推奨も、どのようなデータが取得できるかは公式の資料を見ないと分かりません。

いま確認しておきたいこと

  • 自社のアカウントでAPI連携のツールを使っているかを、運用担当者や代理店に尋ねておくと安心です。
  • 使っている場合、そのツールが利用しているAPIのバージョンを聞いておきます。
  • P-MAXを配信している場合は、アセットグループに設定しているURLの計測用設定を一覧にしておきます。
  • 動画クロール設定について、管理画面で表示されるようになったかを、今後の更新で確認します。
  • 詳細は、Google Ads APIのリリースノートで、v25.2の項目を読んでおきます。

出典

アセットグループ単位で設定を分けるかどうかの判断基準

アセットグループでURL関連の設定が使えるようになっても、すべてのP-MAXで分けた方が良いとは限らないと思います。分けるかどうかは、次の点で判断するのが良いかなと。

  • アセットグループごとに、計測で見分けたい単位が違うか。 商品カテゴリ別や訴求別にアセットグループを分けていて、分析ツール側でもその単位で成果を見たい場合は、アセットグループごとにカスタムパラメータを持たせる意味があります。
  • リンク先や計測ツールが、アセットグループによって違うか。 同じLPで、同じ計測をしているだけなら、キャンペーン単位やアカウント単位の設定でまとめておいた方が管理の手間は少ないと思います。
  • 設定をだれが、どこで管理するか。 API経由で一括設定するツールと、管理画面での手作業が混ざると、どこで何を入れたかを追いにくくなります。

Google広告では、一般的に、より細かい階層の設定が上の階層の設定より優先されます。ただ、アセットグループの設定がキャンペーン側の設定とどう関係するかは、今回の情報だけでは確認できていません。使う前に、公式のリファレンスで優先順位を確かめておきたいところです。

計測URLを変えるときにつまずきやすい点

トラッキングテンプレートまわりは、設定ミスが計測漏れに直結しやすい部分です。API経由で一括反映できると便利な反面、間違いも一括で広がるので、次の点は押さえておいた方が良いと思います。

  • トラッキングテンプレートには、最終URLを示す {lpurl} などの値を入れる必要があります。 これが抜けていると、計測用の中継URLを通ったあと、正しいリンク先に届かなくなるおそれがあります。
  • カスタムパラメータは {_名前} の形で参照します。 定義した名前と、テンプレートやサフィックスで参照している名前がずれていると、値が空のまま送られます。表記ゆれや大文字・小文字の違いはよくあるつまずきどころです。
  • 最終URLサフィックスには、? を付けずにパラメータだけを書きます。 LPのURLにもともとパラメータが付いている場合に、つなぎ方が崩れていないかも確認しておくと安心です。
  • 自動タグ設定(gclid)との重複。 分析ツールの設定によっては、手動で付けたパラメータと自動タグの情報が両方送られ、集計のされ方が変わることがあります。
  • 上の階層の設定との二重付与。 キャンペーン側にもサフィックスを入れたままアセットグループ側にも入れると、意図しないURLになるおそれがあります。どちらが使われるかは、実際のクリック先URLで確かめるのが確実だと思います。

反映した後は、管理画面のURLテスト機能や、実際の広告からの遷移で、最終的にどんなURLになっているかを見ておくと良いかなと。分析ツール側で、パラメータの値が想定どおりに入っているかも合わせて確認しておきたいです。

ツールや代理店に確認するときの聞き方

API連携のツールを使っている場合、「v25.2に対応していますか」とだけ聞いても、答えがはっきりしないことがあると思います。APIは新しいバージョンが公開されても、ツール側がそのバージョンを使うように更新しない限り、新しい項目は扱えないためです。

聞くときは、次のように具体的にした方が答えをもらいやすいかなと。

  • アセットグループ単位のトラッキングテンプレート、カスタムパラメータ、最終URLサフィックスを、そのツールから設定・取得できるようになる予定はあるか
  • 対応した場合、既存のキャンペーン単位の設定とどう組み合わせて動くのか
  • ツールで一括変更したとき、変更履歴をどこで追えるか
  • 動画クロール設定やBenchmarksのデータを、画面やレポートに出す予定はあるか

運用を任せている側であれば、計測URLを変える前に事前の共有をもらう、という取り決めだけでもしておくと、成果が急に変わったときに原因を追いやすくなると思います。

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