LINE広告のビジネスID、10月13日に未統合分を自動統合、解除は10月27日で終了
LINEヤフー広告で、未統合のビジネスIDが2026年10月13日(予定)にシステムで自動統合され、統合解除機能も10月27日(予定)に終わります。LINE広告やYahoo!広告のアカウントを管理する方向けの解説です。
本記事は2026年8月18日付のLINEヤフー公式発表にもとづく、2026年9月30日時点の情報です。仕様は変更されることがあるため、実際の運用前に公式ヘルプの最新情報をご確認ください。
この記事のポイント
- 2026年10月13日(予定)に、未統合のビジネスIDがシステムによって自動で統合されます。
- 自動統合では、統合するIDを利用者が選ぶことはできず、ID文字列も変わりません。
- 統合の解除機能は2026年10月27日(予定)で終了し、システム統合分は10月13日以降は解除できません。
- 統合後の初回ログイン時に、ビジネスID利用規約への同意が必要になります。
何が変わったのか
LINEヤフーは、広告管理にログインするための「ビジネスID」について、二つの変更を予定していると発表しました。日程はいずれも予定で、変更される場合があると公式に書かれています。
一つ目は、システムによる自動統合です。2026年10月13日(火)の時点で統合が済んでいないIDは、システムが自動的に統合します。統合の対象となるIDを利用者が指定することはできません。あわせて、IDを指定して統合する従来の「ビジネスID統合」機能の提供は終了します。公式は理由として、すでに多くの利用者が統合を完了していることを挙げています。
二つ目は、統合解除機能の終了です。統合したIDを元の状態に戻す機能は、2026年10月27日(火)に提供を終える予定です。
公式によると、統合後もID文字列そのものは変わりません。統合後の初回ログイン時には「ビジネスID利用規約」への同意が必要です。また、統合済みのビジネスIDとYahoo! JAPAN IDを連携している場合は、10月13日以降、連携するIDを変更できるようになります。
そもそもビジネスIDとは
ビジネスIDは、LINEヤフーの広告サービスを使うときのログイン用のIDです。公式によると、2025年6月から、従来の「Yahoo! JAPAN ビジネスID」と「LINE ビジネスID」を一つにまとめた「ビジネスID」の提供が始まりました。
以前は、Yahoo!側の広告とLINE側の広告で、別々のIDでログインする場面がありました。二つのIDを一本にまとめたものが、いまのビジネスIDです。「統合」とは、この二つのIDを結びつける作業を指します。
今回の発表は、この統合をまだ済ませていないIDが対象です。自分で手続きする方法は終わり、システム側でまとめて処理する形に切り替わります。
広告運用の現場にどう影響するか
公式が明言しているのは、ID文字列が変わらないことと、初回ログイン時に利用規約への同意が要ることです。この二点から、日常のログイン操作が大きく変わる可能性は低いと考えられます。ただし、10月13日以降の最初のログインでは、同意画面が表示されると想定しておくと安心です。
複数のIDを複数の担当者で使い分けている場合は、注意が必要です。統合するIDを選べないため、意図しない組み合わせで統合される可能性があります。公式の発表からは、どのIDとどのIDが結びつくのかまでは読み取れません。そのため、この点は公式が明記していない部分です。
最も気をつけたいのは、解除できる範囲の違いです。10月12日(月)までは、統合済みのすべてのビジネスIDが解除の対象です。10月13日(火)から10月27日(火)までは、利用者自身が指定して統合したIDだけが解除できます。システムによる統合分は解除できません。10月27日以降は、解除機能そのものがなくなります。
つまり、自動統合の前に見直しておかないと、あとから元に戻せなくなる可能性があります。代理店に運用を任せている場合も、IDの管理者がだれかを、事前に確認しておく必要があります。
いま確認しておきたいこと
次の点を、10月12日までに確認しておくと安心です。
- 自社が持っているビジネスIDを洗い出し、すでに統合済みか未統合かを確認する。
- 未統合のIDがある場合、統合されて困る組み合わせがないか、IDの持ち主と用途を確認する。
- 統合を解除したいIDがあるなら、全IDが解除対象となる10月12日(月)までに判断し、手続きをする。
- 代理店に運用を任せている場合は、IDの管理者と、10月13日以降の初回ログインを担当する人を確認する。
- Yahoo! JAPAN IDと連携している場合は、連携先を変更する必要があるかを確認する。10月13日以降に変更可能になります。
詳細は、公式ページで案内されている資料でも確認できます。
出典
- LINEヤフー「システムによるビジネスIDへの統合、および統合解除機能の提供終了について」(2026年8月18日 公開)
統合後にログインしたとき、つまずきやすい点
この記事の執筆時点(9月30日)から日付が進み、10月13日の自動統合と10月27日の解除機能の終了は、どちらも予定日を過ぎています。予定どおりに実施されたかどうかは、公式のお知らせで改めて確認してください。そのうえで、統合後のログインでつまずきやすいところを整理しておきます。
一つ目は、利用規約への同意をだれが押すかです。1つのIDを複数人で使っている場合、統合後に最初にログインした人が同意することになると考えられます。社内や代理店のあいだで「だれが、いつ同意したか」が分からなくなりやすいです。同意した日時と担当者をメモしておくと、あとで確認を求められても困りにくいかなと思います。
二つ目は、ログイン後に見える広告アカウントの範囲です。公式はID文字列が変わらないとしています。ただ、統合後に表示されるアカウントや権限がどうなるかまでは、発表からは読み取れません。統合前に「どのIDで、どの広告アカウントに入れていたか」の一覧があれば、統合後に同じアカウントへ入れるか、権限が想定どおりかを照らし合わせるのが確実だと思います。一覧がない場合でも、いま入れるアカウントを一度書き出しておくと、次に何かが変わったときに比べる材料になります。
三つ目は、通知メールの宛先です。IDに登録されたメールアドレスが退職者や前の担当者のものだと、統合や規約についての案内に気づけないかもしれません。この機会に、登録アドレスがいまの担当者か共有アドレスになっているかを見ておくと安心です。
解除できなくなったあとに困ったときの考え方
公式の発表どおりなら、10月27日以降は統合を解除する機能がありません。なので、「意図しない組み合わせで統合されていた」とあとから気づいても、自分で元に戻す手段はないと考えておいた方がよさそうです。
この場合は、まず何に困っているのかを切り分けるのが先かなと思います。「見えてはいけない人に広告アカウントが見えている」のか、「入れるはずのアカウントに入れない」のかで、打ち手が変わるからです。前者なら、広告アカウント側のユーザー権限を見直し、不要な人のアクセスを外せないかを先に確認します。後者なら、アカウントの管理者に権限を付け直してもらえないかを確認します。どちらも、ID統合そのものを戻すのではなく、アカウント側の権限で調整する考え方です。
それでも解決しない場合は、自己判断で新しいIDを作ったり操作を重ねたりする前に、公式のヘルプや問い合わせ窓口に相談するのが無難だと思います。問い合わせるときは、該当するビジネスID、関係する広告アカウント、いつから何ができなくなったかをまとめておくと、やりとりが進みやすいです。
代理店と広告主のあいだでIDを共有していた場合は、統合をきっかけにアクセス管理を見直すのもよさそうです。個人に紐づくIDを使い回すより、担当者ごとに権限を付ける形に寄せておくと、担当が替わったときにも困りにくいかなと思います。
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